衆愚化の流れは、極端に言うと２つあって

・みんながやたらと登録しているから自分も読んで登録
・ページの上部にあるから登録されやすい

と、強い記事がさらに人を集めてより強い記事となる、強くなればさらに人を集めて･･･　という強さのスパイラルが発生する点にある。言い換えれば、強い記事ほど、その強さの成長具合が加速するという偏り具合が問題の一端にある。

だから、その強さ（注目度）を可視化する場合、人数のような線形のパラメーターでは、値が極端に表示されてしまう。ので、ユーザーの注目の偏りを何かしらの仕組みで吸収することで、衆愚化をある程度緩和できるのではないか？とか思う。

例えば、強さの加速を補正する為に、ブックマーク数の変わりに平方根や立方根（３乗するとｎになる数）つかってスコアを表すとか。これで極端な登録数の差を、より直感的な値に変換できる。

立法根で、ブックマーク数を、ランクとしてあらわして見ると･･･

１人　１点
８人　２点
２７人　３点
６４人　４点
１２５人　５点
１９６人　６点
３４３人　７点

といった感じになる。

個人的な経験から言うと、はてなの場合は登録者が２桁いるブックマーク記事は、何かしら読んで得るものがあると考えて間違いないので、だいたい機能する気がする。また６０人以上の登録では、ランクの伸びは極端に鈍くなっていくので、露出による再ブックマークの加速をそれなりに吸収、隠蔽できるはずだ。

もっとも本気でやるなら、最大値とかリンクの偏りとかちゃんと求めて、補正してあげないし、登録ユーザーにスコアリングをするような根本的な対策というような、根源的なアプローチで対策していかなければならないけど。

まぁ、提案のきっかけとして。