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2005年11月12日
情報を隠すことはリスク メモ
japan.internet.com情報を隠すということ
この記事に追記するならば、
「あなたが隠した有用な情報は、あなた以外の誰かが無償で公開した上に、全ての利益をかっさらっていく」
というのがあると思う。
そういう事を考えると、開発競争で有利に立つ戦略というのは、情報やノウハウを保持してる人間数人が共同戦線を張って、手札を開示しあうというのが一番いいんですよね。上位プレイヤーに裏切り者が大量発生しなければ、という前提ですけど。
こういうことやると、一般的に競争力が落ちる・・・と思われがちなのだけど。実際のところ僕はそうは思わない。というのも、いわゆる下流層では、技術公開は情報ハイウェイとして技術の底上げとなる一方で、上流層では新技術開発の為の、模索や検証のコストをを削減できるからだ。だから技術格差がなくなるのではなく、底辺~中層を底上げしつつ、上位陣の格差そのものは拡大する方向に動くのではないかと思う。
だから、実際に割りを食うのは、中層あたりで情報格差で商売をしている層、メジャーでない技術をどっかから拾ってきて、丸投げで高値で売りつける層だけなんじゃないかと。
日本へ帰国を決める前後から「希望格差社会」や「下流社会」という話を聞くようになり、クリエイティブな業界で搾取されず生きていくとか、幸せな老後の獲得方法とかを自分なりに色々と考えていた。
個人的な結論としては格差社会を生き残る為に重要なのは、過度の競争化によって崩壊した、相互補助の仕組みや共同体を如何に復活させるか、ということではないかと思う。キャラバンや傭兵団のような馴れ合いのない、相互補助のギルドのようなモノを作ることだ。具体的なビジョンがまだ見えないけれど、上層のチャレンジャーの利益を下流に還元する一方で、チャレンジャーの失敗や没落を共同体が保護する仕組みとか、そういうの。 内側に対して半社会主義で、外部にたいしては超攻撃的資本主義みたいな団体。
そんなことを考えながら、とりあえず、しがらみにとらわれず情報交換ができる場でも作ろうと、2chに匿名で情報交換するスレ(非NDA情報のみ)とか秘密基地を立てたりと、ここ2ヶ月ほど色々と実験中。けど、「 死ねよ」とか「 こんなとこで情報を欲しがるプロは早いとこ転職先を探した方がいいんでね 」とか叩かれまくりんぐ。
投稿者 Taka : 2005年11月12日 17:19
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