« さよならマクロメディア | main | タイポ日記 その1 »

2005年12月04日

MP-S300

iPod対抗の新商品、新入社員がデザイン シャープ

カラビスをモチーフにしたシャープのメディアプレイヤーMP-S300にちょっと気になったのでメモ。

木戸さんは「iPodやウォークマンはシンプルでエレガント。でも、誰もが持っていると飽きられるはず。傷ついても格好いいと感じてもらえるような堅牢(けんろう)感や金属感を出した」と話す。

プロダクトの勉強をやってたときに、プロダクトデザインでは傷や劣化を前提にしてデザインをする人がほとんどないことに疑問をもっていた。例えばアップルのデザインというのは、アップルストアに陳列されている状態がもっとも美しく見えるように設計されてて、ユーザーの手に渡ったあとは徐々に傷がついて魅力が失われていく。工業製品なんて売れてナンボだから、それは仕方がないことなのだけれど、ディスプレイをベストとした品物は家に帰って開けてみたら部屋と合わなかったり、なんか違うということが多い。

だから逆に傷がつくことを前提とした、ユーザーの手に渡ったあとで味がでるデザインは素敵だなと思う。
ちょっと応援したいプロダクト。

投稿者 Taka : 2005年12月04日 14:22

book

dotfla.gif

bookmark

はてなブックマークに追加

del.icio.usに追加

trackbacks

this entry's trackback URL:
http://www.fladdict.net/cgi-bin/mt3/mt-tb.cgi/396

comment

Moo-TblogのKOuといいます。

iPodの裏のピカピカは、あれだけ綺麗ならば指紋が付いても気になる→つい拭いてしまう→拭く=磨く→磨く行為は愛着に繋がる→いつの間にか「かわいい」と撫でる自分に気づく

という図式で、商品を愛着もって可愛がってもらう戦略だと、どこかで聞いたことがあります。

シャープのそれも、iPodも、攻め方は違えど、
どちらも傷を含めた経年変化を配慮したデザインで、完成度と配慮の量の違いはあれど、それを考えないプロダクトデザイナーはあまりいないと思うのですがいかがでしょうか?

ただ、伝わっていないという表現不足な商品はいっぱいありますが…^^;

by KOu : 2005年12月05日 10:43

こんにちは。うちにあるapple製品はどれもこれも傷が付きまくってるけど、それはそれで良しとしてしまうところがあるんです。個人的にはapple含め「落としても大丈夫、投げても大丈夫、たたいても大丈夫」を目指して作って欲しいかも。任天堂の製品なんかそこらへん完璧かな?

by qubi : 2005年12月05日 23:25

もしかすると的をはずしているかもしれませんが
オイルライターで有名なのがZippo。オーソドックスなモデルはぴかぴかの鏡面仕上げ。そうiPodのように
でも、私が好きなオイルライターはIMCO。オーストリア製のどっちかというと無骨なもの。でも滅多に壊れないし傷も気にならない。
常に磨いて光り輝くものを求めるか、それとも少々の傷は気にせず手にしっくりデザインを選ぶか。
まあ、人それぞれでしょうね。

by MOO : 2005年12月06日 00:11

コメントしてください




保存しますか?