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2005年06月02日

ユーザーにとっては “ユーザーインターフェイス”こそが製品そのもの


@IT:Webアプリケーションのユーザーインターフェイス第1回目

全体的にわかりやすく纏まってて、ていい感じ。
ところで気になるのが「アフォーダンス」の定義が100%間違っている点。

メンタルモデルのくだりを見る分にも、ダニエル・ノーマンの「誰の為のデザイン」を忠実になぞっているのだと思うのだけど、そもそもノーマンのいうアフォーダンスは、ギブソンの提唱した本来のアフォーダンスとはまったく違う概念だ

で、問題は「デザインの生態学」で深沢直人とか佐々木 正人が話しているのは、ギブソンの言うアフォーダンスだ。なので両者を同列に扱うと、意味不明というか意思疎通ができなくなるので要注意デス。デザイン界でアフォーダンスが大混乱している原因はココと考えてよいんじゃないかと。

またモニターの「ボタン」に対してアフォーダンスという言葉を使うのは適切ではない、ということはノーマン自身もどっか言及している。モニター上のボタンは、どちらかというと「慣習」の部類にはいる。

けど、それ以外はわかりやすくていい感じ。

投稿者 Taka : 2005年06月02日 07:50

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うわー、こないだこの記事とほぼ同内容の授業をしたんですが、これ読めば十分だな。

アフォーダンスについては同感です。

by dotimpact : 2005年06月02日 09:26

ステキですよね。この連載今後が楽しみです。

アフォーダンスの部分以外は。

by Taka : 2005年06月04日 00:31

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