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2005年04月30日

属性で分類する DoCoMo new model COLLECTION

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DoCoMo new model COLLECTION

基本的に単なるサイト紹介はしない方針だったのだけど、インターフェースが物凄くよいのでピックアップ。
一応ファセット分類・・・にあたるのかな(組み合わせ検索できないけど)。属性検索で欲しい商品を物凄く簡単に発見できます。

僕はファセット分類と、ソーシャルブックマークやフォークソノミーは非常に親和性がよいと思うのだけれども、ブログ上では特にそういう議論が見られない。知らない間に議論しつくされちゃってたりするのでしょうか。

ファセット分類が何なのか?というのは、明示的に宣言されてますさんに大量のリソースがあるのでそこから引用。

ファセット分類とは何か?身近な例で語ってみよう。ワインだ。ワインには色がある。生産地がある。原料となる葡萄の種類がある(様々な葡萄のブレンドの仕方もある)。ワインの当たり年というのも知られている。ワインの質についても、生産国の専門家から保証されている。

<中略>

ファセット分類によって、ワインを様々な面から見た特徴(色、生産地、葡萄の種類、生産年、名称、量、金額)に結びつけ、扱いやすいカテゴリを設定することが可能になる。

<中略>

ファセット分類は、物事のひとつの側面を切り出してカテゴリを作成することを指している(ファセットとは「切り口」の意である)。カテゴリは相互に排他であり、単独ではなく、連携させることで様々な側面を網羅的に表現することが可能になる。すべてのものを完全に記述するために、複数のカテゴリを併用するのである。

各ワインごとに、価格(奮発、高め、手ごろ、安物)といったように、カテゴリを持ったタグのようなモノ定義をするわけです。そうすると、「お手ごろ」な価格の「フルボディ」の「ブルゴーニュ」といった検索ができるわkです。

サービス側が用意したカテゴリレベルのファセットタグ(価格、ブランド、性能、重要度)といったものと、ユーザーが自由に定義できるサブタグ(高い、安い、エルメス、便利、時事ネタ)等を組み合わせた、ソーシャルタギングって言うのは、現行の方向性のないシステムよりうまくいく気がするのだけどなぁ。

はたから見ていると、ソーシャルタギング系は全般的に、とくに模索もせずに思考停止でサービスを再生産してるように見える。一応はてながちょっと独自なシステムだけど、はてなの既存資産との兼ね合いで導かれた、政治的なインターフェースな気がする。

時事ネタツールにしろ、共有知のアーカイブにしろ、どちらに進むにも全うな分類と検索のシステムを考案しないと、ほとんどのソーシャルブックマーク系は淘汰されると思う。というか、ソーシャルブックマーク関係ではグーグルが不自然なまでにノータッチなんですが、なんか水面下で作ってるんでしょうかね?

投稿者 Taka : 2005年04月30日 09:07

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ファセット分類は分類するターゲット群をいくつかのカテゴリで完全に分類できるときにこそ有効な気がします。
が、分類を強制せずに「分類したければこのカテゴリ群でどうぞー。めんどくさかったら勝手にタグ打ってねー」といったライトな感じの仕組みなら割とうまくいく気もします。

Webサイトをうまく分類するカテゴリ群ってなんでしょうねぇ。

by ooba : 2005年05月03日 02:41

>カテゴリで完全に分類
これは僕もそう思います。なので提案している方法は完全なファセットとはちょっと違うのかもしれませんね。タグはまだまだ実験が必要だと思うのですが、どこもみんなdeliciousのマネっぽいのばかりで残念です。

>Webサイトをうまく分類するカテゴリ群
全部に共通するカテゴリ群っていうと、

・情報の即時性/永続性
・いわゆるジャンル
・知的レベル
・実用性/娯楽性
・面白い/つまらないの主観

ぐらいしか思いつかないっすねぇ。難しい。

by Taka : 2005年05月04日 10:08

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